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ドライコーティング

「より薄く軽く」というニーズを実現 ナノテクノロジーを進化させる先端技術

ドライコーティング技術とは?

「ドライコーティング」とは、PETフィルムなどのベースフィルムに金属や酸化物を付着させる手法。ナノメートルサイズという非常に薄い膜を精密に成膜できる点が特長です。

  • 真空蒸着

    真空状態で金属や酸化物などの蒸発物質を加熱し、気化した金属粒子をベースフィルムの表面に付着させる技術です。イメージとしては、お湯の入った湯のみにラップをのせた時に、ラップに水分がつく現象に似ています。(蒸発物質がお湯、ベースフィルムがラップにあたります)。
    金属の種類や厚みによって、意匠性・導電性・シールド性・ガスバリヤー性など多彩な機能を持たせることができ、幅広い分野に利用されています。またスパッタリングと比べてコストが安いこともメリットの一つです。

ドライコーティング技術による代表的な製品

  • 金銀糸

    西陣織の帯などに使われる金銀糸は、フィルムにアルミニウム・金・銀などを成膜したものを糸に織りこんでつくられています。

  • 包材(おかしなどの袋)

    アルミニウムなどの金属を成膜することで、防湿性や遮光性を付与できます。

  • 電子部品

    電子機器などに使われるシールドフィルムにも、ドライコーティング技術を利用しています。

  • 反射材(鏡など)

    銀などの高反射金属を成膜することで、軽くて割れにくい鏡や、液晶ディスプレイ用の反射フィルムなどをつくることが可能です。

ドライコーティング技術をもっと具体的に説明しましょう!

ドライコーティングは、金属をフィルムに付着させるのに適した手法です。そのため、金属の持っている特性を付加できるというのが大きな特徴となります。

金属の特性とは、まず1つめに「キラキラとした金属光沢があること」。その光沢を活かして、デザイン性・装飾性を持たすことができます。例えば、金銀糸、広告用のフィルム、包装資材、電化製品の表面などに使われています。

2つめは「電気を流すことができること」。金属の種類によって電気が流れる能力は異なりますが、電気をたくさん流したい場合は電気伝導率の高い銀や銅といった金属を成膜します。

3つめは「反射すること」。金属が持つ光沢を利用して光線を反射させることが可能です。金属の種類によって光沢の度合いは異なりますので用途に応じて使い分けます。
一般的な鏡にはアルミなどで構いませんが、液晶ディスプレイの反射フィルムのような非常に高い反射率を要求される場合には、銀のような高反射金属を選択します。

以上のように様々な分野で活用されるドライコーティング技術ですが、実はドライコーティングのみを利用した製品というのはほとんどなく、ドライコーティングとウエットコーティングの2つを組み合わせたコンポジット製品が主流です。中井グループには「ドライコーティング」「ウエットコーティング」「コンポジット」それぞれに特化した工場を保有していますので、互いの技術を融合させながら、より幅広い分野に対応できる製品を生み出しています。

今後は、電子機器などのハイテク分野で「より薄くしたい、より軽くしたい」というニーズが高まるにつれ、薄膜コーティングの総合メーカーである当社の役割もますます大きくなっていくでしょう。そのなかでナノレベルの薄膜が可能なドライコーティングも、当社の“コア技術”としてさらに進化させていきたいと思っています。

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